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プレスリリース

ガザ全域で対面授業が再開
50万人以上の子どもたちが教室へ
ユニセフ、教育を受ける権利を訴え続ける

2026年9月25日ローマ発

ユニセフ(国連児童基金)によると、ガザでは50万人以上の子どもへの通常の対面授業が再開した一方で、約20万人は依然として教育機会を得られておらず、教育支援の拡充が求められています。

ガザ地区で暮らす10歳のアヤさん。「勉強が大好き。先生や友だちに会えるのもうれしい」と学校の再開を喜んでいる(パレスチナ、2026年9月21日)

© UNICEF/UN0927764/
ガザ地区で暮らす10歳のアヤさん。「勉強が大好き。先生や友だちに会えるのもうれしい」と学校の再開を喜んでいる(パレスチナ、2026年9月21日)

 

ガザで学校が再開

通常の対面による公式教育が3年間にわたって行われなかったガザ地区で、50万人を超える子どもが、ようやく学校に戻り始めています。今週の授業再開は、校舎の98%近くが損傷したり破壊されたりしている現状を考えると、本来あるべき学校教育の姿とは言えませんが、これは希望の光です。

50万人を超える子どもが、ガザ全域の仮設の学習スペースで学んでいます。ユニセフは203カ所の学習センターで、33万5,000人を超える子どもの学習を直接支援しています。一方で、就学年齢にある子ども約70万人のうち、推定20万人はいまだに体系的な学習の機会を得られていません。

依然として治安が不安定で生活環境も厳しい中、教室で過ごすことは、少なくとも子どもたちに一定の日常と安定感をもたらします。それは単に学ぶだけでなく、友だちと再びつながり、教師と交流し、体系的な活動を通じて楽しい時間を過ごすことでもあります。

多くの恐怖を経験してきた子どもたちにとって、教室で過ごすことは、こころの健康を支える上で極めて重要な役割を果たしています。子どもたちが体系的な学習活動に参加することで、包括的なケアを提供することができます。

子どもたちの学びを守るために

ガザ地区で、ユニセフ支援のリュックを背負い、学習センターへ向かう子どもたち(パレスチナ、2026年9月21日)

© UNICEF/UN0927755/
ガザ地区で、ユニセフ支援のリュックを背負い、学習センターへ向かう子どもたち(パレスチナ、2026年9月21日)

ユニセフのレクリエーションキットや教材・学用品(「スクール・イン・ア・ボックス」や乳幼児期の子どもの発達を支えるキットを含む)が2026年2月にガザに搬入され、現在、46万人を超える子どもたちの学びと遊びを支えています。

ユニセフは、ガザの子どもたちが学校に通い続け、学習の遅れを取り戻すとともに、こころの健康を支えるため、支援者やパートナーに対し、教育分野への継続的な資金支援を呼びかけています。また、子どもたちや教員、人道支援従事者が安全に移動できる環境を確保するとともに、教育用品、燃料、機材が継続的かつ予測可能な形で搬入されるよう、紛争当事者に求めています。

さらに、教育を人道支援、政治的支援、復興支援および関連する協議の中心に据え、子どもの教育を受ける権利を保護することを、国連加盟国に求めています。また、学校を、インクルーシブな水と衛生(WASH)、メンタルヘルス支援、栄養支援、爆発性残存物のリスク回避教育など、子ども向け支援を包括的に提供するための重要な拠点として位置付けるよう訴えています。

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